江戸川乱歩

江戸川乱歩は有名ですよね。でも短大に入るまで実は読んだことのない方でした。
短大の友人に江戸川乱歩を読んだことが無いというと、「怪人二十面って子供の時に読むものだと思っていたら、読まない人がいるのね・・・」と。
私の時代なら怪人二十面を読んでいても普通かもしれませんが、全く本が好きでなったしね!
「江戸川乱歩といえば、人間椅子がいいよ」と言われ、人間椅子読みました。面白い。
そして短編なのですぐに読めてしまうますよね。それが私の初めての江戸川乱歩です。

孤島の鬼 江戸川乱歩

江戸川乱歩がこんな作品を書くんんだと驚きました。同性のことを書くんだと驚き。
古い時代の人だしそんなことを題材にして書くとは・・・あとがきをみるとお孫さんが書いたあとがきに乱歩(祖父)は新しいものが好きだったというから新しい感覚があった人なのかもしれません。
人間椅子といい、話は思ったより単純?複雑といえば複雑。
奇怪な人を作ったりと恐ろしい世界で、恐ろしい雰囲気とかは江戸川乱歩という感じですね。
婚約者や探偵などが次々に亡くなってしまいますし、謎が謎を呼びます。
話の展開がいいというか先を気にならせる文章展開なのです。
最初20代の人が白髪になるには理由があると一番最初に記載してますが、最後まで読んでみてそんな大したことないしたが、これは納得ですね。蓑浦の髪が白髪になる理由。生地獄のタイトルがあるように蓑浦したら生地獄。
蓑浦はみんなに頼りすぎ!そして、あまり色々やってない。助けられてばかり!でもかっこいいのかモテル女性にも男性にも。
諸戸を頼る・・・し、気があるのを利用しているでもないような・・・
諸戸が良い人だけど怖いよね。この作品の怖さ島の本当の怖さ、そして諸戸の(蓑浦の執念の愛)も怪奇的です。
古い作品で(1929年(昭和4年)1月から翌1930年(昭和5年)2月まで連載って私生まれてないし・・・本の中の表記が大正ですしね!)でも古めかしい物語ではなく、感覚が新鮮で江戸川乱歩の独特な世界観です。

調べてみるとかっこいいので岩田準一がモデルみたいですね。(普通に江戸川乱歩の友人)
諸戸の死は、岩田準一が病気で実際亡くなってしまっているし、物語の中と同じなんでしょうね。